人生気楽に

同じ時間を生きるなら、笑って過ごした方がいい

私の転機 〜救われた一言〜




私の場合あることがきっかけで人生に対する考え方が変わったと言う意味で転機と言えることがあります。もちろんそれまでは昼夜問わず仕事に没頭していましたので、働き方を見直す良い機会になったことは確かです。

44歳で脳梗塞を発症しました。

発症した時の症状は、かなり大きなめまいと吐き気、ひどい冷や汗に襲われ、まるで大きく揺れている船に乗っているような感じでぐるぐると頭が回ってまともに立つことさえできない位でした。病院に運ばれる間、正直「これで死ぬのかな」とも意識朦朧状態のなかで感じていました。

幸い症状が軽かったので後遺症もなくリハビリも必要なかったのですが、再発を防ぐためもあり、原因究明のため二週間の検査入院となりました。

さて、ここからが本題のポイントです。

退院後、そのことがトラウマとなりちょっとしたきっかけで体が揺れてるような気持ちになり、また同じような症状が起きるのではないかと言う恐怖感でビクビクしていました。

やがてその思いが強くなり、とうとう再発したものと思い込み病院に駆け込んでしまったのです。

検査の結果何事もなくとりあえずその日は一泊だけ入院することになりました。
モヤモヤ感が残る中で翌日退院しました。

担当してくれた医師に「ありがとうございました」と言って立ち去る際、私の背中ごしに放った先生の一言は「人生気楽に」でした。
それも、面と向かって言うのではなく、通りすがりにサラッと言って見送ってくれたのです。

私はその言葉に衝撃を受けそれまで抱えていた不安が一気に吹き飛んだような気がしました。

その日を境に今まで抱えていた不安が一切なくなり気楽に物事を考えられるようになりました。他人の助言に影響を受けることはよくあることですが、その時の私にはその先生の一言によって救われたと思います。そしてその後の人生は悩み事や不快なことがあっても気楽に笑って過ごせるようになれればいいなと思っています。

その一言は私にとっては処方箋の要らない精神安定剤と言ってもよいくらいです。
このブログのタイトルにもなっている所以でもあります。

#わたしの転機

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